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【オーナー記録】BMW・X3オーナーになって1年半のリアルな感想と使い勝手

2020年2月で納車から1年半を迎え、納車からほぼ毎日乗っており走行距離は2万kmを超えました。X3の購入を検討している方向けに、走行性能や機能・装備のリアルな感想と使い勝手について紹介していきます。

購入モデル

グレード:X3 xDrive20d Msport
年式:2018年式
ボディカラー:アルピン・ホワイト
乗り出し価格:約7,890,000円(本体+オプション+諸経費込)

主要スペック
全長x全幅x全高 4,720×1,890×1,675mm
ホイールベース 2,865mm
エンジン 直列4気筒DOHCディーゼル
総排気量 1,995cc
最高出力 190PS(4,000rpm)
最大トルク 400Nm(1,750-2,500rpm)
燃料(JC08モード) 17.0km/L
乗車定員 5名
エクステリア

現在3代目となるX3は、先代と比べてみると違いがよくわかります。

(左から2代目・3代目・初代)
フロントは、キドニーグリルが大型化しフォグランプが丸型から長方形になりました。ボディサイズも微妙に拡大され、全体的にスッキリとした印象になり存在感があります。

(左から初代・3代目・2代目)
リアは、テールランプのデザインが変わり、凹凸感にメリハリが出ています。マフラーも片側だったのが、左右2本出しとなりスポーティ感が増しました。

インテリア
インストルメントパネル

一番の工夫はナビの位置で、「ドライバーの目線と同じくらいの高さ」と「ドライバー側に向いて(正面から見ると斜めっている)」取り付けられています。これにより、常にナビの情報が視界に入り、目線を下げてナビを見る必要がないため、とても快適で安心して運転ができます。
ナビはコマンドでもタッチでも操作でき、音声認識も可能なので操作性にストレスを感じません。

センターコンソール

非接触充電が標準装備で付いおり充電速度も遅くはないので、充電がなくなってしまっても安心です。ドリンクホルダーは2本分ありますが、見た目より底が深いので奥まで押し込む必要があります。
シフトレバーも操作性が良く、位置もちょうど良いです。コンソールボックスも深さがあるので、必要最低限のものは問題なく詰め込めます。

便利な機能・装備
全車速追従付クルーズコントロール

ステアリング内の左側のボタンで、「走行速度(1km/h単位・10km/h単位)」と「車間距離」を設定でき、停止&再発進までを行うことが可能です。完全停止後から約2秒程度以内であれば自動で再発進し、それ以上であれば「RES CNCL」ボタンで前回の設定のまま起動します。加減速や発進・停止は非常に滑らかなのでストレスは全くありません。
2014年式のメルセデスに乗っていた時は、減速と停止がやや雑に感じていたので今は満足しています。

オートブレーキホールド

「AUTO H」ボタンで起動でき、X3は一度オンにしたら自分でオフにするまで起動しっぱなしです。発進する時は普通にアクセルを踏めば進み出します。私はこれがないと無理です。

ナビ

目的地を設定すると、ナビの画面以外にメーターパネル内にも進路情報が表示されます。「○km先左折」や「どこの車線にいれば良いか」などが早めに表示され視認性も良いので、初めての道路や首都高でも安心して走行できます。

テールゲート

足をサッとゲートの下に入れるとセンサーが反応して開き、閉じる時も同じ動作を行います。もちろんキーやテールゲートのボタンで開閉することも可能です。テールゲートに付いているボタンで閉める時は、「施錠せずに閉める」と「すべてのドアを施錠して閉める」の2種のボタンが付いています。

360度アラウンドビュー

後方の様子と真上から見た様子を一画面で確認することができます。位置や距離感などが非常に精巧で、車幅確認線と予想旋回線が表示されます。

コーナーセンサー

周囲の障害物との距離により「ピピピ」という警告音とともに、距離に応じて黄緑〜オレンジ〜赤(最接近)と変わっていきます。

ドライバープロファイル

ドライバープロファイルに運転者の個人設定を複数人分メモリーさせることができます。キーとの連動やシート位置、ドアミラー位置、エアコン、メーターパネル、音量・音質などの様々なメモリー設定が可能です。ボタンひとつでそれぞれの設定を呼び起こせるので、複数人でクルマを共有するには非常に便利な機能です。

レーンチェンジウォーニング

他のクルマが死角に入っている時や近づいている場合には、サイドミラーに予備警告として「▲マーク」が点灯します。

ドライブレコーダー(前後)

ドライブレコーダーは前後に付けており、常時録画なのでクルマを離れている間でも安心です。
常に青いランプが点滅しているので「録ってますアピール」にもなり、人やクルマが一線以上近づくと点滅スピードが速まります。常時録画は1分間ずつの記録、イベント録画は30秒の記録となり、急カーブや段差などのちょっとした衝撃でもイベントとして録画されます。

イマイチな機能・装備
オートワイパー

X3のワイパーは自動感知(AUTO)の他に3つのモード(停止・標準・高速)があります。オートワイパーは、個人的には感知が鈍いように感じてしまい、雨量に応じて手動で調整することが多いです。これについてはメルセデスの方が優秀でした。

ステアリング&レーン・コントロール・アシスト

レーダーの検知力は問題ないものの、白線が消えかかっていたりする道路もあるので、万が一を考えてほぼ使用しません。車線を外れかけると結構な力で押し戻してきます。

パーキングアシスト

ボタンひとつで駐車場所を検知&自動駐車ができますが、動作が遅すぎて使い物になりません。

ドアポケットに小物入れがない

X3は、全席ドアポケットに小物入れがないので少々不便に感じます。下部のポケットは深く広く、ティッシュケースや500mlのペットボトルも入ります。

乗り心地
車体がブレない

高速走行でも100km以上出ているとは思えないほどの安定感です。また、窓を閉め切っていれば、風が強いことにも気付かないくらい揺れないし周囲の音が聞こえにくいです。X3のディーゼル音については賛否両論あるようですが、ショーファーカーではないので私は全く気になりません。

取り回しの良さ

全幅1,890mmと決してコンパクトな車ではありませんが、大きさのわりに取り回しが良く、サイズ感に不便さを感じたことはありません。

長時間の運転でも疲れにくい

シートは本革でしっかりとした厚みがあり、ランバーサポートによってバックレストの空気量を調節できます。程よい硬さとクッション性で長時間座っていても、お尻が痛くなりにくいです。

後部座席は広くない

前席は助手席とも距離があり足元も広々としていますが、SUVなので後部座席はあまり広くありません。私の場合は、後部座席に人を乗せることはない(荷物のみ)ので気になりませんが、大人複数人で乗る場合には窮屈に感じるかもしれません。また、後部座席の座り心地はやや硬めでフラットなので疲れそうです。

走行性能
回生エネルギーの力が大きい

エンジンブレーキの間は、運動エネルギーが電気エネルギーに変換され、燃費の向上にも繋がります。ただ、エネルギーの力が大きいのかアクセルなしでもグーーンと進むので、車間距離を十分に取っていても、すぐに前車に追いついてしまい結局ブレーキを踏むハメになることが多々あります。

3種類の走行モード

X3は3種類の走行モードを選ぶことができ、それぞれメーターパネルのデザインも変わります。

エコプロ:発進時にかなりのもっさり感がある
コンフォート:ちょうど良い
スポーツ:加速性や瞬発性が良く、明らかに他のモードとは違う走りを楽しめる
ステアリングの操作性&ブレーキ性能が良い

ステアリングはやや重めで最小限の動作でしっかりと曲がれます。急カーブの多い首都高や日光のいろは坂も楽勝です。
ブレーキの効きも素晴らしく、カパカパしないのでしっかりと踏んでる感が伝わってきます。
ただ、ブレーキの効きが良い分、ブレーキダストは非常に多いです。

低回転域からのトルク

2L直4ターボのありきたりなエンジンですが、ディーゼル車は1,750rpm〜最大トルクを発揮するため、加速力に長けておりトルクフルな走りを実感できます。M40dは3L直6ターボなので走行性能は格段と上がります。

1年半の間で起こった不具合
障害物がないのにごく稀に警告音が鳴る

センサーの感度が良すぎるのか、何もないところで警告音が鳴ったことが数回あり、勝手にブレーキまで作動してしまったことが一度だけあります。

ごく稀に「プゥ」と高音で鳴く

点検では異常なしとのことで、「考えられるとすればブレーキパッドの擦れる音」と言われましたが、なんとなく違う気がします。最近はもう鳴かなくなったので気にしていません。

ワイパーが引っかかる時がある

ワイパーが「ガガガッ」と引っかかるような動作があり、こちらも点検では異常なし。新車なのでガラスとの摩擦では?ということになっています。

昔の輸入車とは違って、上記3点以外にエンジンや電気系統のトラブルは一切ありません。

街乗りと高速道路

X3の走行性能をより楽しめるのはやはり高速道路での走行で、合流でもサラッと加速できるので加速不足を感じることはないと思います。また、風圧を受けにくいので非常に安定感のある走りができます。台風並みの暴風では若干揺れは感じたものの、ハンドルを取られることはなかったです。

街乗りでは、ピラーが太くその分死角となるため、歩行者や自転車の確認はかなり注意深く行うように心がけています。コンパクトなサイズ感ではないものの、見た目やイメージのわりには意外と狭いところも入れたりするので、不便に感じることは少ないです。

燃費

燃費は、メーターパネル内に「瞬間燃費」と「平均燃費」が同時に表示されます。

・カタログ値はJC08モードで17.0km/L
・目安としては、街乗り:12〜14km/L、高速:19km/L前後
・燃料満タン時の航続距離の表示数は「800〜1,000km」であることが多い
・高速:一般道=8:2で1200km走行した時は、1回の給油で1000km以上走れた

給油

・ディーゼル車の燃料タンクの容量は60L(ガソリン車は65L、M40dは68L)
・軽油満タンで7,000円前後(ハイオクは10,000円前後)
・ひと月約1,000kmほどの走行距離で、給油頻度は月1〜2回ほど

洗車

旅行などのイベント前は、ディーラーで洗車をしてもらっています。購入時に洗車チケットを6回分頂いたので、年に1〜2回使う予定です。

・普段の洗車頻度は月1で必ず手洗い
・ワイパーが立たない(エンジン付けて動かせばどうにかできる)
・ブレーキダストがかなり多くホイールがすぐに汚くなる
・サイドスカートはめちゃくちゃ汚れる
・「X3」や「xDrive20d」のロゴは汚れが溜まりやすい
・ワイパー周りやグリル内に落ち葉やゴミが溜まりやすい
・車体面積が広くて途中から嫌になる

まとめ

総合的にとても満足しており、買い替えて良かったと思えるクルマです。納車から数ヶ月はX3の運転が楽しすぎて、用がなくても出かけたり無駄に遠出したりしていました。X3は、GLC(メルセデス)ほど多くはないし、かと言ってレアでもなく、ちょうど良い目撃率です。

BMWは元々エンジン屋さんなだけあって、ラグジュアリーさよりも走りを追求したようなクルマなので、X3が少しでも気になっているのであれば、まず試乗してみることをおすすめします。BMWこだわりの前後重量配分50:50の安定感をぜひ体感してください。ミドルクラスのSUVの中では、確実にトップクラスの高品質・高性能なモデルだと思います。