ポルシェ初となる100%電気自動車「タイカン」が発売され、東京・有明にあるポルシェのポップアップストア「ポルシェNOW東京」にてタイカン ターボを展示中です。
ポルシェNOW東京は、ディファ有明の跡地に建設され、向かいには2020年6月に開業した大型商業施設「有明ガーデン」があるので、ショッピングのついでに見学することも可能です。
来場は「原則予約制」で敷地内の駐車場は予約客専用ですが、空いている時であれば予約なしでも入ることができます。
2020年7月現在オーダー受付中で、ポルシェスタッフによるとデリバリーは2021年から順次開始されるようです。
タイカンはパナメーラベースの4ドアクーペ(4人乗り)で、ヘッドライトの形状がレクサス・LCに似た、これまでのポルシェにはない特徴的なデザインです。
タイカンのボディカラーは全17色で、無償カラーは全2色、メタリックカラーは全11色(183,000円)、スペシャルカラーは全4色(396,000円)のラインナップです。
ホイールは19インチ / 20インチ / 21インチがあり、21インチの一番高価なホイールのオプション価格は約132万円となっています。
ディスプレイは運転席前にひとつと、中央から助手席前まで広がるワイドディスプレイを採用しています。
グレードは3種で、価格は1448万円から2454万円となっており、市販EV車では最高値(ターボS)です。
4SとターボSの価格差が約1,000万円と、高級車が1台買えてしまうくらいの差があります。
ボディサイズはポルシェ・パナメーラに近いサイズで、日本に導入されるモデルはすべて右ハンドル仕様です。
パフォーマンスバッテリープラスはオプション装備で1,086,000円とされています。
セーフティ系の機能は、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を始め、レーンキープアシスト、トラフィックジャムアシスト、レーンチェンジアシスト、サランドビュー、ヘッドアップディスプレイなどが装備できます。
パフォーマンスバッテリープラス
※オーバーブースト時の最大出力は、4Sは530PS、Turboは680PS、Turbo Sは761PSです。
ターボSでは、0-100km/hの加速がわずか2.8秒と、全車両の中でも間違いなくトップクラスの加速性能です。(ターボでは3.2秒、4Sでは4.0秒)
V12エンジンで最高出力800CVのフェラーリ・812スーパーファストの0-100km/h加速は2.9秒なので、フェラーリと同等レベルの加速です。
一般的な電気自動車の電圧システムが400Vであるのに対し、タイカンの電圧システムは800Vです。これにより充電機能や駆動性能の向上されます。
また、800Vの高電圧バッテリーと93.4kWhの大容量バッテリーにより、5%から80%までの充電がわずか約20分程度で完了します。
ポルシェの回生マネジメントシステム(PRM)によって、ブレーキング時の制動エネルギーの最大90%を再生し、200km/hから停止する場合には最大で4km走行可能分の電気エネルギーを得ることができます。
自宅で充電するためのモバイルチャージャーが標準装備で搭載され、オプションで充電ドッグ(70,000円)などが購入できます。
世界的にEVの開発・販売が進む中、ハイパフォーマンスEVとして登場したのがポルシェ・タイカンです。
街乗り用でもレジャー用でもない、モータースポーツ仕様のEVモデルはさすがポルシェという印象です。
電気自動車の最大の魅力のひとつとして、圧倒的な加速性能があげられます。
出だしからグーンと一気に加速するので、ガソリン車にありがちな発進時のもたつきのストレスは皆無ですし、モーターなのでシフトショックもありません。
タイカンの最高速度は260km/hなので、公道では120km/hまでしか出せない日本では性能をフルに発揮できないので、力をもて余してしまいます。
タイカンは東京・有明のポルシェNOW東京で展示しているので、ぜひ一度現車を見てみてはいかがでしょうか。
ポルシェNOW東京にて展示中!
住所:東京都江東区有明1-3-25
電話番号:03-5962-4676
営業時間:11:00~20:00
定休日:なし
展示車両:タイカン Turbo / ケイマン GT4 club sports
アクセス:徒歩、電車、自動車(予約制駐車場あり)
【電車】ゆりかもめ有明テニスの森駅から徒歩5分
【高速道路】首都高速道路 有明ICから2分
【一般道】環二通り 有明コロシアム東交差点角