今回は、国産車でランフラットタイヤを標準装着(=購入時に装着している)している装着車種を紹介します。
輸入車では、メルセデス・ベンツやBMWが積極的にランフラットタイヤを採用している中、国産車ではまだまだメジャーではありません。
2020年6月現在では、トヨタ1車種、レクサス4車種、日産2車種にランフラットタイヤが採用されています。
ランフラットタイヤには、ランフラットであることの意味を示すマークがタイヤのサイドウォールに表記されています。
以下のように、タイヤメーカーによって表記が異なります。
(Run Flat Technology)
(Run Flat)
(Zero Pressure)
(Self Supporting Runflat)
(Zero Pressure System)
(DUNLOP Self Supporting Technology)
(Extended Mobility Technology)
(TOYO Run Flat)
ランフラットタイヤの一番のメリットとして、タイヤの空気がゼロになっても一般的に「80km/hで80km走行が可能」です。
ノーマルタイヤであればバーストしてしまい、不用意な事故につながる可能性がありますが、ランフラットタイヤであれば、タイヤトラブルによる事故を防ぐことができます。
上記のようにタイヤの空気がなくなっても一定距離を走行できるため、基本的にはスペアタイヤは積載しません。
スペアタイヤ分の積荷スペースを確保できることや車両重量が軽くなるというメリットがあります。
ランフラットタイヤはノーマルタイヤに比べて、複雑で高度な取り付け技術が必要とされ、取り付けにも時間を要します。
そのため、タイア本体のみならず工賃も割増となる場合がほとんどです。
BMW X3(19インチ)のタイヤ交換では、私はコストコのタイヤセンターで18万円(ミシュラン・4本・工賃込み)かかりましたが、コストコの場合は格別に安いので、一般的な相場はタイヤ4本交換で20〜30万円です(涙)
タイヤ館やオートバックス、イエローハット、コストコなどとタイヤ店は数多くありますが、お店によって取扱メーカーやタイヤの種類が異なるため、事前に確認しておくとスムーズです。
また、基本的に19インチ以上のタイヤは、店舗に在庫を置いていない場合が多く取り寄せになるため、2週間程度時間がかかるので、ギリギリまで粘っている場合は要注意です。
実際に、19インチのランフラットタイヤを購入しに行った時には、ミシュラン/ピレリ/ブリジストンの3メーカー全ての在庫がなく取り寄せとなりました。
[jin_icon_check] 参考
R19ランフラットタイヤのオートバックスとコストコ タイヤセンター見積もり公開!
ランフラットタイヤは、タイヤ内部やサイドウォールの剛性を強化しているため、ノーマルタイヤに比べてタイヤが硬いことから、硬めの乗り心地になってしまいます。
個人的には、専門家やこだわりがある場合でなければ、然程気になるほどの差はないように思います。
車種 | サイズ | 標準装備 | オプション |
スープラ | 17インチ | SZ | – |
車種 | サイズ | 標準装備 | オプション |
UX | |||
18インチ | UX200 versionL UX250h versionL | UX200 versionC UX250h versionC UX200 UX250h | |
18インチ (F SPORT専用) | UX200 F SPORT UX250h F SPORT | – | |
IS | |||
17インチ | – | IS300 IS300 versionL IS300h IS300h versionL IS350 IS350 versionL | |
LC | |||
20インチ (ノイズリダクション アルミホイール) | – | LC500h L Package | |
20インチ (鍛造アルミホイール) | LC500h LC500h L Package | – | |
21インチ (鍛造アルミホイール) | LC500h S Package | LC500h LC500h L Package | |
LS | |||
19インチ | LS500 LS500h | – | |
19インチ (パイパークロム メタリック塗装) | LS500h L Package LS500h versionL LS500h EXECUTIVE | – | |
20インチ | – | LS500h L Package LS500h versionL LS500h EXECUTIVE | |
20インチ (F SPORT専用) | LS500 F SPORT LS500h F SPORT | – |
車種 | サイズ | 標準装備 | オプション |
スカイライン | 19インチ | 400R GT Type SP GT Type SP | GT Type P GT |
18インチ | GT Type P GT(HV) | – | |
17インチ | GT(V6) | – | |
GT-R | 20インチ | Pure edition Black edition Premium edition | – |
20インチ (専用タイヤ) | Track edition engineered by NISMO GT-R NISMO | – |
結論から言うと問題ありません。(※車種によっては装着できないものもある)
ただし、ランフラットタイヤからノーマルタイヤに履き替える場合には、スペアタイヤや修理キットを積載する必要があるので、別途購入しなければなりません。
乗り心地が気になる場合やタイヤにかかる費用を抑えたい場合には、ノーマルタイヤへの履き替えを検討してみるのもアリなのではないでしょうか。