
ポルシェ・カイエンは、初代発売から現在に至るまで、根強い人気のある高級SUVの走りとも言えるモデルで、有名人なども多く所有しています。
今回は、カイエンの中古車相場を年式別に紹介していきます。
初代であれば100万円以下で購入できますが、グレードや状態によっては維持費が高額になってしまう場合もあります。
カイエンは2002年9月に初代が発売され、2020年現在のカイエンは3代目となっています。
さらに、2019年にはカイエンのクーペモデルである「カイエン クーペ」がデビューしました。
・初代前期(2002年-2006年)
・初代後期(2006年-2010年)
・2代目前期(2010年-2014年)
・2代目後期(2014年-2017年)
・3代目(2017年-)
歴代カイエンのエントリーモデルの新車価格は、初代カイエン約660万円、2代目カイエン約784万円〜、3代目カイエン約994万円、2019年6月に価格改定、10月に消費増税によって、2020年では1071万円まで値上がりしており、初代と3代目(2020年モデル)では、約400万円の価格差があります。

中古車は、人気の高い車種であるか、内外装に傷はないか、などと様々な条件で価格が決められています。
メルセデス・ベンツのSLのように、一般的な需要が低い車種は値崩れが激しく、たった1年で半値近くまで落ちる場合もあります。
欲しい車がリセールバリューの悪い車種であれば、新車を買うよりも年式の高い中古車を狙った方が、新車の7〜8割程度の価格で、状態の良い車が買えることもあるかもしれません。
ポルシェの維持費は年間で約60〜100万円と言われています。
車の維費には、税金(総排気量3,000cc超え、重量2,000kg超え)、自動車保険料、燃料代(ハイオク)、車検費用が約20万円、消耗部品代、駐車場代などといった費用がかかります。
ポルシェの場合は、消耗部品にも質の良いものを使用しているため、タイヤ交換だけでも約30万円以上、エンジンオイル交換で35,000円程度はかかります。
そのため、状態の悪い安い中古ポルシェを買ってしまうと、部品代などで高くついてしまうことも考えられるため、ある程度状態の良いものを選ぶ方が堅実です。

カイエンの中古車は、初代の平均価格が154万円、2代目が486万円、3代目が1,272万円と、初代と3代目ではなんと約1,000万円の価格差があります。
また、2代目のカイエンは、2014年のマイナーチェンジ(後期型)でエンジンや内外装が変更されています。
そのため、多少の古さはあるものの現行型に近い内外装なので、500〜800万円あたりでカイエンの購入を考えているのであれば、2代目後期の2017年式がおすすめです。